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スィイルト・アカベスィ(峠

「アカベ」というのは、人間の手によって作られた険しい峠という意味です。世界でも3か所にしかないもののうちのひとつであるアカベ街道は、アッシリア時代にできたと推定されています。ボタン川から始まって、断崖絶壁の間をスィイルトへ上る道上に石を積んでつくられました。現在でもオリジナルの状態で残っています。

スィイルト・アカベスィは古代の隊商道で、6メートルの幅、2㎞の長さを有しています。この古代街道は石が崩れてくるのを防ぐために3メートルごとに支えの石を積んでつくられ、何世紀もの間守られて今日まで残っています。この古代街道はスィイルトの中心部をボタン渓谷と川につなげ、イラクをはじめとしてシリアなどの国への交通を可能にしています。アリフィ・パシャによって19世紀後半に書かれたディヤルバクル旅行記によると、この街道は当時も使われていました。

2014年以来4月には、アカベ街道での自然ハイキングが行われており、アカベ街道を散策することができ、ボタン渓谷の比類のない美しさを体験できます。

ミル・ヤクップ修道院に向かう道上から始まるハイキングコースは、狭く急な山道を進んでボタン渓谷を上から見下ろす峠へ到達します。峠を越えてから下りになってくる狭い道すがら、すばらしい景色を楽しむことが出来ます。何千年もの昔、アッシリア人が敷いたと言われるアカベ街道の石は、特に谷底へ降りたところで現れます。街道の最も高い地点は海抜910メートル、最も低い地点は620メートルです。

往復で6.2㎞の距離の、「中」程度の難易度のハイキングコースであるアカベ街道には、湧き水はありません。