ルート
ヒッタイトからコンマゲネへ:ガーズィアンテップ、アドゥヤマン
まずアンテップ旧市街をめぐります。史上初の野外彫刻工房、イェセメク石工房に立ち寄り、三方がエメラルドグリーンの湖と、それを囲むまっすぐで険しい岩の丘に囲まれた自然と人間の奇跡、ルムカレを訪れ、石造りの家やモスクが水底に沈んだ黒バラの秘境ハルフェティでボートツアーをし、様々な文明が興った道を進んでネムルート国立公園に至ります。このルートでは、この地域に栄えた二大帝国の跡をたどります。壮大なヒッタイト帝国の二大集落、史上初の野外彫刻工房であるイェセメクと、重要な王都ティルメンから出発し、ガーズィアンテップ市場へと進みます。市場では、ヒッタイトのレリーフから抜け出たようなイェメニから目が離せません(ぜひこのカラフルな革の靴を買ってみて下さい)。旧市街からゼウグマ・モザイク博物館に移り、もう一つの文明、コンマゲネの跡をたどります。かつて8万人が暮らし、この上なく美しいモザイクで飾られた邸宅がある壮大なゼウグマ遺跡、そしてコンマゲネ王国の町を訪れ、ルムカレのひっそりとした修道院に立ち寄ってから、ネムルートに向かいます。東洋(ペルシャ)と西洋(ギリシャ)の血統を引くアンティオコスが造らせた巨大な神々の像があるネムルート山、アルセミア、ジェンデレ橋、グレゲルでコンマゲネ文明を訪れます。東洋と西洋の文化が溶け合ったさまを、かの有名な握手の舞台(デクシオシス)を眺めながら、何千年も経った今でも見ることができます。
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