ルート
アナバシス・一万人の退却ルート
古代ギリシャの著述家クセノフォンの「一万人の退却」にちなんだこのルートでは、ギリシャ人が大きな困難を被った地、チグリス川とガバル山のふもとのとびきり美しい風景が見られます。このルートは4つのステージで構成されています。第1ステージではチグリス川岸からガバル山地にある「教会の山」に上り、2つの村にある教会を訪れます。ここは、チグリス川の風景が最も美しく見える場所です。第2ステージでは、フィニク遺跡を訪れ、パルティア時代に築かれたフィニク城、洞窟の家、貯水池、水道橋を見て、野鳥観察ができる自然の美しいフェキエ・テイランのメドレセと、古い集落を訪れます。第3ステージでは、かつての名をゼウェという、洞窟の中に築かれた古い集落を訪れます。この歴史ある集落で、心を落ちつかせてくれるクルカーチ渓谷のオイラ・シェイクサという場所で多層構造の洞窟で生活の跡と礼拝所を見てから、オリーブ、プラタナス、クルミの木の間をめぐり歩いてクルカーチとビナトの古い集落とエスキ・ハン(古い宿)を訪れます。最終ステージでは、アッシリア時代に築かれたアカベ交易路上の名家の一員セイド・エリイェ・フンドゥクが生まれた地、フンドゥクを訪れます。ここで、セイド・アリイェ・フンドゥクの生涯を聞き、古い詩に耳を傾けて心を洗うことをお忘れなく。
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