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バトゥマンの街を巡るツアー

バトゥマンで最も歴史的かつ文化的重要性を持つ場所と言えば、間違いなくそれはハサンケイフでしょう。ハサンケイフ城が建造されたのは、現存の記録によれば、紀元後4世紀と言われています。639年にウマイヤ朝軍によってビザンツ帝国から奪われた城は、これ以降、アッバース朝、ハムダーン朝、メルヴァニ朝、アルトゥク朝およびオスマン帝国の興亡を見守る舞台となりました。歴史上最も輝かしい時代をアルトゥク朝期に迎えたハサンケイフでしたが、何百年もの間、多くの文化の交差点となり、文明を寛容に受け入れてきた中心市街地でありました。歴史的にも、観光地としての価値から見てもハサンケイフは、メソポタミア地方で最も重要な観光地の一つです。地域活性化の名のもとにこの地に造られたウルス・ダムが、この地域の歴史的価値を損なうことがないよう、そしてハサンケイフが歴史的価値とともに未来に受け継がれるよう、取り組まれている活動の一貫として、ご周知のとおりハサンケイフ城は改修工事を終え、ダムの建造によって損害を受ける歴史的建造物については、別の場所に移設されました。バトゥマンからハサンケイフへ行くには、自家用車を除くと最も便利なのはバスでしょう。また、ハサンケイフへは、バトゥマン中心部から出ているミニバスで行くことも可能です。ハサンケイフでは、ディジュレ開発局(Dicle Kalkınma Ajansı )から支援され、バトゥマン大学によって運営されているハサンケイフ・ウイグラマルホテルが、専門スタッフと美しい眺望を以て世界標準で訪問客を迎えるサービスを提供しています。

バトゥマンの次に重要な観光地といえば、アロ・テヴショ市場です。市場は、1994年~1998年に、バトゥマンの通りで活動していた行商人たちに屋根のある場所を提供する目的で、ディジュレ開発局の支援を受けてバトゥマン市によって造られましたが、時代の変遷を経て、バトゥマンのシンボルとなりました。アロ・テヴショは、古き良き市場文化を継承している点や、市場で売られている物が天然のものであり、オーガニックである点などから、地元住民にとっても初めて訪れた観光客にとっても魅力的な場所となっています。バトゥマンの旧市街中心部に位置するアロ・テヴショ市場は、バトゥマンや、その周辺地域を知りたいと思う人、現地の特産物を見たり、食べたり、買ったりしてみたい人にとっては市の中心部から訪れるのに恰好の場所でしょう。アロ・テヴショへは、市の中心部の多くのホテルから数分で歩いて行くことが出来ます。

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