シュルナク シュルナク 12 Jul, 2022 0 <p>ノアの船があると信じられているジュディ山のふもとに築かれた町シュルナクの全域に、高い山々、川が流れる深い谷、高原があります。人々の主な生計手段は牧畜で、遊牧文化が浸透しています。遊牧民は羊を連れて夏は牧草地と水が豊かな山の頂に、冬は低地の平原に移動します。しかし、最近では遊牧民はこの伝統的な暮らしを捨て、定住生活をするようになりました。また、毎年8月にベイトゥスシェバブ高原で「クズ・クルクマ」と「高原の祭り」という祝祭が催されており、この遊牧文化は今も忘れられることなく、部分的とはいえ伝統が次世代に伝れられています。祝祭の衣装、踊り、民謡、子羊、豊かで太っ腹な食卓は、この地域の文化とホスピタリティを表す彩り豊かなシンボルです。</p>...
シャンルウルファ シャンルウルファ 12 Jul, 2022 0 <p>人類が初めて神殿を造り、定住生活に移行し、農業を行った地はここ、つまり「すべてが始まった地」です。彩り豊かな文化が数多く興った、神殿、教会、モスクの町、それがシャンルウルファです。市場をめぐると中世の香りが立ち上り、何千年も昔の伝説が息づくシャンルウルファ。預言者アダムが農業を営み、イブラヒム(アブラハム)、ヨブ、シュアイプ、ヤコブ、エリシャといった預言者が生きた町です。シャンルウルファはユーフラテス川が潤す広大な土地で、ピスタチオの木、麦の穂、活発な商業、市場、カラフルな女性たち、血統書付きのハト、美しい蹄のアラブ馬、優しい目をしたガゼル、エチオピアへの道を知るホオアカトキ、聖なる魚とともに息づく、今も活気あふれる町です。</p>...
シイルト シイルト 12 Jul, 2022 0 <p>上メソポタミアの秘密の町シイルトは、時の足跡を何世紀も守り抜き、ジズレの険しい岩場をヴェールのようにかぶった花嫁のようです。紫色の山々や緑の谷の間で1万2000年にわたり存続してきたこの街は、ときに小さな集落、ときに要衝となりました。「聖人の世界」ともいわれるシイルトは、おそらくは東方で最多の宗教者、科学者を育んだ町の一つです。どれも大海のごとく貴いこの人々は、今でもシイルトの信仰世界に灯る光です。</p>...
マルディン マルディン 12 Jul, 2022 0 <p>遠くから眺めると、肥沃なメソポタミア平原の石のネックレスのような町です。その叡知は様々な民族や宗教を抱擁し、共存させ、その狭い路地は歴史があふれ、訪れる人は時が止まったかのように感じます。ワシの巣を思わせる、イーワーン状の石の家は、険しい岩場にそびえ立つマルディン城の斜面に築かれ、段々状に高くなっており、おとぎ話の世界のようです。どの時代にも実に多様な文明が栄え、それぞれの文明の遺産を守り続けるマルディンを訪れると、「生きた歴史」を肌で感じます。</p>...
キリス キリス 12 Jul, 2022 0 <p>出窓の家がくっついて立ち並ぶ迷宮のような路地に迷い込むのがたまらない、おとぎ話のような町、それがキリスです。5500年もの間、数々の戦争の舞台となりながらも、交易路上にあったために大いに栄え、どの時代も躍動的で、様々な宗教や文化が共存しました。とても優れた手工芸、特有のふとん、イェメニ(革の靴)、石細工は、今もキリスに息づいています。そしてもちろん、かの有名な料理も・・。アレッポ料理の系統を引くキリス料理は、どれも美味しいです。トルコで標高が最も高い(900~1000メートル)地で育つオリーブでできるオリーブオイルをぜひ味わって下さい。</p>...
ガーズィアンテップ ガーズィアンテップ 12 Jul, 2022 0 <p>生きた歴史、忘れられない味、独特の文化がある「世界のお気に入り」ガーズィアンテップは、メソポタミアと地中海が出会う地にあり、いつの時代にもシルクロード上の文化と交易の中心市街地でした。ラフマージュンをはじめ、世界に広めた数限りない極上の料理により33か国47都市を含むユネスコの「クリエイティブ都市ネットワーク」入りを果たしました。バスや飛行機などの交通の便が発達しており、気候も穏やかで、文化、歴史、料理を存分に満喫することができます。まさに「博物館の街」であるガーズィアンテップは、城、古都、宿、モスク、ハマム、遺跡が豊富にあり、その「行き先リスト」はどこまでも長くなります。</p>...
ディヤルバクル ディヤルバクル 12 Jul, 2022 0 <p>12の文明に属する6つの碑文が見つかった、盾状の城壁、石の橋、歴史の跡を持つディヤルバクルは、「歴史が石に刻まれた」地です。今から1万2000年前にさかのぼる近東最古の集落の一つ、キョルティク丘をはじめ、数知れぬ人々がこの雄大な地を通り過ぎていきました。ローマ帝国、アクコユンル朝(白羊朝)、マルワーン朝、アルトゥク朝、ウマイヤ朝、アッバース朝、オスマン朝、ほかにも無数の文明がこのディヤルバクルの地に栄えました。ディヤルバクルは昔も今も「文化の東都」であり、肥沃な土地の秘密の宝に通じる扉であり、手工芸の匠の技が息づいています。記念碑のような宿、美しい橋の数々、歴史豊かな建物を抱えるディヤルバクルは、時を超えて、訪れる人に語りかけてきます。</p>...
バトマン バトマン 12 Jul, 2022 0 <p>1940年にラマン山地で石油が見つかるまで、イルフという小さな村だったバトマンは、その後急速に発展し、1990年にトルコの72番目の県になりました。史料では、エイルフまたはエイルヒと呼ばれているイルフ村は、平野の中心にある丘の斜面と上に築かれました。イルフ丘がある領域ではシュメール人の町が見つかっていますが、湿地の上に築かれているので、時とともに地下に埋もれたと考えられています。</p>...
アドゥヤマン アドゥヤマン 12 Jul, 2022 0 <p>「世界で最も美しい日の出が見られる地」へようこそ!肥沃な三日月地帯の上方の要衝で、何千年にもわたり数知れない文明が栄えた地、それがアドゥヤマンです。誰がこの地を通り過ぎていったのでしょうか。ヒッタイト、アッシリア、ペルシャ、コンマゲネ、ローマ、ビザンツ、ウマイヤ、アッバース、セルジューク、オスマン・・・。どの時代の遺産も見られる文化の宝庫です。文化と歴史に限らず、ユーフラテス川のひんやりした水を楽しんだり、ツルを眺めながら自然の美に見とれるすばらしい体験もできます。自然といえば、平原を進むとアドゥヤマン特有の「アドゥヤマンの花嫁のチューリップ」を見るチャンスがいつもあります。アドゥヤマンで食の旅をする人々もたくさんの品物を買い込みます。チー・キョフテ、アドゥヤマン・ヒタビ、アドゥヤマン炒め、アイス入りチーズのヘルワ・・・数えあげればきりがないアドゥヤマンの名物の味が、忘れられないすてきな思い出を作ってくれます。</p>...
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